「ダイエットコーヒーを買ったものの、気付いたら飲まなくなっていた」
「最初は毎日飲んでいたのに、だんだん面倒になってしまった」
ダイエットコーヒーに興味を持って始めても、毎日の習慣として続けるのは意外と難しいものです。
味が好みに合わない、作るのが面倒、価格が負担になるなど、続かなくなる理由は人によって異なります。また、「すぐに体重が減ると思っていた」など、始める前の期待が大きすぎることで挫折してしまう場合もあるでしょう。
大切なのは、無理に飲み続けることではありません。自分が続けにくい理由を整理し、生活に合う方法へ変えていくことです。
この記事では、ダイエットコーヒーが続かない主な理由と、挫折を防ぐための5つの工夫を紹介します。
■ 先に結論|続けること自体を目的にしない
ダイエットコーヒーを続けるために最も大切なのは、「毎日絶対に飲む」と考えすぎないことです。
いわゆるダイエットコーヒーは、健康食品や機能性表示食品などとして販売されているものがありますが、それだけで食生活や生活習慣の乱れを解決できるものではありません。
消費者庁も、健康の維持・増進の基本は、栄養バランスの取れた食事、適度な運動、十分な休養であり、健康食品はそれらを補助するものとして利用することが重要だとしています。(caa.go.jp)
そのため、
・飲み忘れたから失敗
・毎日飲めないから意味がない
・1か月続かなかったからダイエットをやめる
と考える必要はありません。
まずは、普段の生活のなかで無理なく取り入れられるかを確認しましょう。
■ ダイエットコーヒーを続けられない主な理由
ダイエットコーヒーを途中でやめてしまう場合、意志の強さだけが原因とは限りません。
商品や飲み方が、自分の生活に合っていないこともあります。
■ 味が好みに合わない
コーヒーは毎日飲む人も多いため、味の好みは継続しやすさに大きく関わります。
例えば、
・苦味が強すぎる
・酸味が気になる
・独特の香りがある
・粉っぽさを感じる
・甘すぎる
など、一般的なコーヒーとの違いが気になる場合があります。
「ダイエットのためだから」と我慢して飲んでも、毎日苦痛に感じるようでは続きにくいでしょう。
商品によって風味は異なるため、口コミだけでなく、自分が普段どのようなコーヒーを好んでいるかも考えて選ぶことが大切です。
■ 作るのが面倒になる
最初は気にならなくても、毎日の準備が負担になることがあります。
例えば、
・毎回量を計る
・シェイカーなどを使う
・お湯を準備する
・飲んだ後に容器を洗う
などの手間です。
忙しい朝に何工程も必要な商品では、時間がない日に後回しになり、そのまま飲まなくなることも考えられます。
普段インスタントコーヒーを飲んでいる人なら、個包装でお湯に溶かすだけの商品など、現在の習慣に近いもののほうが取り入れやすいでしょう。
■ 飲む時間を決めていない
「毎日どこかで飲もう」と思っているだけでは、忘れてしまうことがあります。
朝は忙しく、昼は外出し、夜になってから思い出すという人もいるでしょう。
商品によって飲み方は異なりますが、摂取する時間に特別な指定がない場合は、普段のコーヒータイムと組み合わせると忘れにくくなります。
例えば、
・朝食後
・昼食後
・午後の休憩
など、自分がすでに続けている習慣と結び付ける方法があります。
■ 価格が負担になる
1杯あたりではそれほど高く感じなくても、毎月購入すると負担になる場合があります。
例えば1杯150円の商品を1日1杯、30日飲むと、単純計算で月4,500円です。
さらに送料や支払い手数料などがかかれば、実際の支払額は増えます。
最初は続けるつもりでも、家計を見直したときに「毎月この金額を払い続けるのは難しい」と感じることもあるでしょう。
価格については、無理して続けるのではなく、購入前に1杯・1日・1か月あたりの費用を計算しておくことが大切です。
■ すぐに変化が出ると思っている
「ダイエットコーヒーを飲み始めれば、短期間で体重が減る」と期待していると、思ったような変化を感じられなかったときにやめたくなることがあります。
しかし、保健機能食品であっても医薬品とは異なります。
消費者庁では、保健機能食品は疾病の治療や予防のために摂取するものではなく、多く摂ればより高い効果が得られるものでもないと説明しています。(caa.go.jp)
体重は食事量や身体活動、睡眠、体内の水分量などさまざまな要因によって変動します。
「何日飲めば何kg痩せる」という考え方ではなく、生活習慣全体を見直すことが必要です。
■ 工夫1|普段のコーヒータイムとセットにする
ダイエットコーヒーを新しい習慣として追加すると、忘れやすくなります。
そこで、すでに毎日行っていることとセットにしてみましょう。
例えば、
「朝食を食べたらコーヒーを入れる」
「昼食が終わったらコーヒーを飲む」
「15時の休憩に飲む」
などです。
毎日歯を磨く、朝食を食べるといった既存の習慣と組み合わせれば、「今日はいつ飲もう」と考える回数を減らせます。
ただし、商品のパッケージに摂取方法や摂取するタイミングが指定されている場合は、その案内を優先してください。
■ 工夫2|できるだけ準備が簡単な商品を選ぶ
毎日続けたいなら、成分や価格だけでなく、作りやすさも重要です。
購入前に、
・個包装か大袋か
・計量が必要か
・お湯だけで作れるか
・水にも溶けるか
・外出先へ持って行きやすいか
などを確認しましょう。
■ 自宅中心なら大袋でも使いやすい
自宅で決まった時間に飲む人なら、大袋タイプでも問題なく続けられる場合があります。
一方で、毎回スプーンで量ることを面倒に感じる人もいるでしょう。
付属スプーン1杯など、毎回簡単に同じ量を使えるか確認してください。
■ 外出が多いなら個包装が便利
職場や旅行先などでも飲みたい人には、1杯分ずつ分かれた個包装タイプが使いやすい場合があります。
バッグに入れて持ち運びやすく、計量する必要もありません。
ただし、個包装だから必ず割安とは限りません。
便利さと1杯あたりの価格を比較して、自分が重視する条件を決めましょう。
■ 工夫3|最初から完璧を目指さない
新しいことを始めると、
「毎日忘れず飲もう」
「甘いコーヒーもお菓子も全部やめよう」
「運動も毎日しよう」
など、一度に多くの目標を立ててしまうことがあります。
しかし、変えることが増えるほど負担も大きくなります。
まずは、
「普段のコーヒー1杯を置き換える」
だけでも構いません。
慣れてきたら、
・甘い飲み物を減らす
・間食の回数を見直す
・少し歩く時間を増やす
など、できることをひとつずつ追加しましょう。
健康食品を利用するときも、それだけに頼るのではなく、自分の食生活や生活習慣を見直しながら利用することが消費者庁から案内されています。(caa.go.jp)
■ 工夫4|続けられる価格か先に計算する
ダイエットコーヒーは、1回購入できるかではなく、継続しても家計の負担にならないかを考えましょう。
例えば、30杯分3,600円の商品なら、送料を考えない場合は1杯あたり120円です。
1日1杯なら、
120円×30日=月3,600円
となります。
同じ商品でも定期購入を利用すると価格が変わることがあります。
その場合は、
・初回価格
・2回目以降の価格
・送料
・届く数量
・配送間隔
・最低購入回数の有無
などを確認してください。
初回だけ安くても、2回目以降の価格が予算を超えるなら続けにくくなります。
「安いか高いか」ではなく、「自分が毎月無理なく支払えるか」で判断しましょう。
■ 工夫5|簡単に記録して変化を振り返る
続けている実感がなくなると、「もう飲まなくてもいいかな」と感じやすくなります。
そのような場合は、簡単に記録する方法があります。
記録する内容は、
・飲んだかどうか
・体重
・間食した回数
・歩数
・睡眠時間
など、自分が確認したい項目だけで構いません。
■ 毎日細かく記録しなくてもよい
記録を続けること自体が負担になっては意味がありません。
例えばカレンダーに、
○=飲んだ
-=飲まなかった
と付けるだけでも構いません。
また、体重は日々変動するため、1日の数字だけを見て一喜一憂するのではなく、一定期間の変化を見ることが大切です。
■ 体調の記録にも使える
消費者庁では、健康食品の利用状況を記録することは、自分の体調への影響を把握するうえでも有効だとしています。体調に異変を感じた場合は、摂取を中止し、必要に応じて医師や薬剤師などへ相談するよう案内しています。(caa.go.jp)
いつから飲み始めたか、どの商品をどのくらい飲んでいるかを簡単に残しておくと、体調を振り返る際にも役立ちます。
■ 味が合わないときは無理に飲み続けない
購入した商品が好みに合わない場合、「もったいないから」と我慢して飲み続ける人もいるでしょう。
しかし、毎回苦痛を感じるほどなら、無理に続ける必要はありません。
まずはメーカーが案内している範囲で、
・お湯の量を調整する
・アイスとホットを変える
・牛乳などを加える
といった飲み方ができるか確認してみましょう。
ただし、砂糖やシロップ、クリームなどを多く加えれば、その分だけ糖質やカロリーも増えます。
飲みやすくするために毎回大量の甘味料が必要なら、最初から自分の好みに近い商品を選び直す方法もあります。
■ 飲み忘れたからといって2杯まとめて飲まない
「昨日飲み忘れたから今日は2杯飲もう」
と考える人もいるかもしれません。
しかし、健康食品は多く摂ればより高い効果が得られるものではありません。
特に保健機能食品では、1日当たりの摂取目安量や摂取方法が表示されています。消費者庁も、目安量より多く摂取しても、より高い効果が得られるわけではないと案内しています。(caa.go.jp)
飲み忘れた場合の対応について商品に記載がなければ、次の日から普段の量へ戻しましょう。
また、コーヒーにはカフェインが含まれている商品もあります。
飲み忘れを取り戻そうとして一度に何杯も飲むことは避けてください。
■ 「飲んでいるから大丈夫」と食生活を変えないのも注意
ダイエットコーヒーを続けられていても、それだけで安心してしまう場合があります。
例えば、
「毎日飲んでいるからお菓子を食べても大丈夫」
「ダイエットコーヒーを飲んでいるから運動しなくてもいい」
と考えてしまうと、生活習慣を見直すきっかけを失ってしまいます。
厚生労働省も、健康の保持・増進の基本として、健全な食生活、適度な運動、適度な休養を挙げています。(mhlw.go.jp)
コーヒーを続けられたかどうかだけでなく、
・以前より甘い飲み物が減った
・間食する回数が少なくなった
・歩く機会が増えた
・食事の内容を意識するようになった
など、生活全体の変化にも目を向けましょう。
■ 定期購入なら余っていないか確認する
ダイエットコーヒーを定期購入している場合、飲むペースと配送ペースが合わなくなることがあります。
最初は毎日飲んでいても、外出や旅行などで飲まない日が続けば在庫が残ります。
商品が余ってくると、
「飲まなければいけない」
という負担を感じ、かえって続けるのが嫌になることもあるでしょう。
定期購入では、
・配送間隔を変更できるか
・一時的に休止できるか
・次回配送日の変更方法
・解約の条件
などを確認してください。
自分の飲むペースに合わせられるサービスなら、在庫をためにくくなります。
■ それでも続かないなら商品をやめてもよい
工夫しても続けられない場合、その商品が自分に合っていない可能性があります。
ダイエットコーヒーは、必ず利用しなければならないものではありません。
例えば、
・味が苦手
・価格が負担
・準備が面倒
・飲むと体調が悪くなる
・普段コーヒーを飲む習慣がない
といった場合は、利用をやめる選択肢もあります。
特に体調に異変を感じた場合は、「慣れるまで続けよう」と考えず摂取を中止してください。
健康食品は、自分の生活を無理に商品へ合わせるのではなく、生活に合うものを必要に応じて利用することが大切です。
■ よくある質問
■ ダイエットコーヒーは毎日飲まないと意味がありませんか?
商品によって摂取方法や1日の摂取目安量が異なるため、一律にはいえません。
機能性表示食品などを利用する場合は、パッケージに記載された摂取方法を確認してください。
ただし、1日飲み忘れただけでダイエットそのものが失敗になるわけではありません。
食事や身体活動なども含め、生活習慣全体を整えていきましょう。
■ 飲み忘れた分を翌日に多く飲んでもよいですか?
自己判断で摂取目安量を超えて飲むのは避けましょう。
消費者庁は、保健機能食品について、1日の摂取目安量より多く摂取しても高い効果が得られるものではないと案内しています。(caa.go.jp)
商品の表示に従って利用してください。
■ 何か月続ければ痩せますか?
「○か月続ければ○kg減る」と一律にはいえません。
体重の変化には食事、身体活動、睡眠、体格などさまざまな要因が関係します。
商品に試験結果などが掲載されている場合も、自分に同じ結果が出ることを保証するものではありません。
■ 飲み続けても体重が変わらない場合はやめたほうがよいですか?
体重だけで商品の利用を続けるか判断する必要はありませんが、費用や味、生活との相性も含めて検討しましょう。
また、ダイエットコーヒーだけに頼らず、食事量や間食、身体活動などを振り返ることも大切です。
■ まとめ|続けやすい仕組みを作って無理なく取り入れよう
ダイエットコーヒーが続かないときは、自分の意志の弱さだけを原因にする必要はありません。
味、価格、作る手間、飲む時間、期待していた変化など、続けにくくなっている理由をひとつずつ確認してみましょう。
普段のコーヒータイムとセットにする、準備が簡単な商品を選ぶ、最初から完璧を目指さないなど、小さな工夫で取り入れやすくなることがあります。
ただし、続けることそのものが目的ではありません。自分の生活に合わない場合は無理に利用せず、食事・身体活動・休養を含めた生活習慣全体を整えていきましょう。
■ 参考情報
・消費者庁「健康食品(一般の方向け)」
・消費者庁「保健機能食品について」
・厚生労働省「いわゆる『健康食品』のホームページ」
・厚生労働省「健康食品の正しい利用法」
※ダイエットコーヒーの成分、摂取目安量、飲み方は商品によって異なります。必ずパッケージや公式サイトの表示を確認してください。摂取後に体調の異変を感じた場合は利用を中止し、必要に応じて医師や薬剤師などへ相談してください。

